一度不採用になった企業に応募しても大丈夫か
新卒のときにある企業からの求人に応募をしてそこで一度不採用となってしまった人であっても、二度とその企業で勤務するチャンスがないというわけではありません。一旦不採用になった人が再び応募をすることを「リベンジ転職」というようですが、このときの採用基準は最初のときと大きく異なるということがよくあります。
個人の気持ちとしては一旦落とされた企業というのはプライド的に傷ついたという思い出もあるところですが、企業の採用担当者にしてみればそうした私情は関係なくその時にほしい人材になってくれていれば特に問題ないととらえます。大切なのは不採用になってから再び応募するまでに、適切にスキルを伸ばすことができていたかということです。
第二新卒を歓迎している企業も
新卒として採用する時期から数か月~1年くらいの間に再び就職活動をする人たちのことを第二新卒といいます。
第二新卒として最初に応募した企業への未練が断ち切れず、再びチャレンジをするという人はかなり多くなっているようです。企業側にとっては新卒では数十倍~数百倍にもなる応募者の中からふるいわけをしなければいけないという事情もあり、惜しくも選考漏れになってしまったという人も多数いたりします。そこで第二新卒で再び応募してくれるようなやる気のある人材はむしろ歓迎というふうに思われます。
リベンジ転職を優先する企業も少なく無いので、口コミなどを参考にあきらめずチャレンジしていきたいところですね。
資格が必要な仕事はチャンス
リベンジ転職に向いている仕事として、士業や医業、クリエイターなど働くうえで資格や技術が必要な仕事が挙げられます。一度、これらの仕事で不採用となったのは、業務に必要なスキルや資格を備えていなかったケースが多く、スキルアップを果たした後であれば採用に至る可能性が一気にアップします。技術や知識を備えた即戦力が優先される仕事においては、転職に年齢が影響されることも少なく、リベンジ転職に向いていると言えるでしょう。
とはいえ、一度不採用になった頃から変わらず、業務に必要なスキルや知識を習得できていなかった場合は、採用に至る可能性も限りなく低くなるという点は留意しておきましょう。