日本の語学勉強はテスト向け
外国語、とりわけ英語はこれから転職を考える人にとっては習得をしておきたい能力です。
英語力を高めるための学習方法としては、
英検やTOEIC、TOEFLといった資格試験のための学習教材を使用するのが手軽な方法となっています。
しかし、そうした試験向けの教材というのは、良い点数を取るための学習方法に偏っていることもあり、
高得点がとれても、実践ではほとんど役立たないというようなこともあります。
特に中高の学校の英語学習や英検などは、文法や単語の知識量を重視するあまり、
会話力は軽視されている傾向があります。
学校の英語の授業中「ネイティブな発音だと恥ずかしい」と言う意見が出るほど、
会話に対しての意識は薄いのです。
そのような環境では本当に伝わる英語が話せるようになるのは難しいでしょう。
語学留学の現状
TOEICで高得点を取った学生が留学したものの、現地で授業についていけず、
友達もできず、英語を習得できないまま帰国してしまうというケースが多くあります。
その理由の1つとして、
日本人は文法の理解度が高いため、
実力よりも上のレベルのクラスに振り分けられてしまうからです。
結果、授業の理解ができず、自信を無くし、引っ込み思案になり、学習意欲まで失ってしまいます。
逆に、
音楽や映画などに興味があり、耳で覚えただけの高校生がアメリカへ留学した場合、
適切なクラスに振り分けられることで、どんどん会話をして、どんどん友達を作り、どんどん英語が好きになった結果、TOEICで300点アップしたというような話もあります。
英語を修得するには、文法と会話と両方のレベルに合わせたコミュニケーションが効果的です。
SNSを使った実践練習
そういったことに注意すれば、留学は語学習得にとても効果的です。
しかし、お金も時間もかかるため、誰でもできることではありません。
そこでお手軽なのがSNSを使った英語学習法です。
TwitterやFacebook、Youtubeなどは海外からの投稿者も多く、
気軽にコメントをつけたり、ちょっとした会話をすることができます。
最近のSNSでは、外国語をワンクリックで日本語訳してくれる機能も付いているので、
もし意味が分からない時も安心です。
仕事で英語が必要な人は、海外のビジネスノウハウ系アカウントをフォローするといいでしょう。
ビジネスに有用な情報をツイートするアカウントは、日本でもおなじみですね。
外国にも同じようなアカウントがあるので、フォローしてどのような文法を使っているのか、
どんな言い回しをしているのかなどを参考にするといいでしょう。
英語で日記をつける
英語の会話で得られたレスはノートに書き込むなどして記録をしておくといいでしょう。
日記をつけることは反復記憶となり頭に定着させやすくなります。
自分で思ったことや感じたことなど、毎日英語を書くようにする習慣をつけることは、
英語習得のための早道といえます。